オランダの年越し花火「Oud en Nieuw」は、2026年から全国で禁止される可能性があります。
このニュースを知ったのは、実は去年でした。
「じゃあ、今年が最後になるかもしれないんだ」と思いながら迎えた年越しは、少しだけいつもと違って見えました。
オランダの年越しは、日本とはまったく違います。
といっても、もう何年か住んでいると、そこまで身構えるわけでもありません。
「ああ、またこの季節か。今日はうるさいなあ」
そんな感じです。
オランダでは大晦日を「Oud en Nieuw(アウト・エン・ニュー)」と呼びます。
夕方6時を過ぎるころから、街のあちこちでドン、バン、パーンという音が鳴り始めます。
個人が花火を打ち上げる文化なので、近所のあちこちで同時に始まります。
妹は少し驚いていた
昔、妹がオランダに遊びに来たときのこと。
外から聞こえる爆竹のような音に、「ちょっとびっくりするね」と言っていました。
たしかに、日本の花火とは音が違います。華やかというより、破裂音に近い。
私はもう慣れていましたが、初めてだと少し怖く感じるのかもしれません。
遠くから見ると、やっぱりきれい
今年は、少し離れた場所から花火を見ました。
▶︎ 安全な場所から撮影したオランダ年越し花火の動画はこちら
遠くから見ると、本当にきれいです。
空いっぱいに同時に上がる花火は、日本ではなかなか見ない光景です。
ただ、路上を歩いていると、火の粉が飛んできたり、突然すぐ横で破裂したりもします。
「まあ、ちょっと危ないよね」と思う瞬間はあります。
花火で1239人が負傷
最近は、花火による怪我のニュースもよく目にします。
DutchNews.nl:年越し花火で1239人が負傷(若者・男性が多いと報道)
直近の年越しでは、1239人が怪我をしたと報じられています。
特に若者や男性が多いそうです。
「うるさいなあ」で済ませられない規模だな、と正直思います。
2026年から全国禁止の可能性
こうした背景もあって、全国的な花火禁止の動きが進んでいます。
IAmExpat:2026年からオランダ全土で花火禁止の可能性
2025年の年越し以降、つまり2026年から全国禁止になる可能性があると報じられています。
もしそうなれば、個人が自由に打ち上げる今の形は終わるかもしれません。
自由と安全のあいだ
正直なところ、私は「絶対に残してほしい」とも、「すぐ禁止すべき」とも思っていません。
遠くから見る花火はきれいだし、でも怪我の数字を見ると考えてしまう。
自由と安全のあいだで、社会がどう選ぶのか。
来年の年越しは、どんな音がしているのか、少し気になります。
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